思い出ごはん

学生時代に初めて食べて衝撃を受け、やみつきになった料理があります。
アマトリチャーナ
ベーコンとチーズとにんにくのピリ辛トマトソースパスタで、ランチタイムにスープとサラダ付きで提供しているのを、たまたま食べたんだよね(ランチタイムパスタは1種類の日替わりなのです)。
辛い!濃い!美味い!
でも、とんでもなく多い!!
サラダは、ケーキ皿サイズだから多くないんだけど、スープは普通に皿で出てくるんです。その後に出てくるパスタが山盛りなんですよ。盛りです。皿にパスタの山ができてるもん。完食するのが大変で、ここでランチを食べようと思ったらその日の食事をいろいろ計画してからじゃないと…って感じだった(笑)
卒業後もパスタが食べたくて、時々行っていたんだけど、閉店しちゃったからもう食べられなくなっちゃって。
メニューにアマトリチャーナを見るたびに注文してみるんだけど、あそこまでこってり辛くて美味しいのを出されたことはなく、頼んでは「違う…」とガッカリしておりました。
で。
秋葉原のラウンジのポイント特典に、『当館のシェフが作るオリジナル料理またはデザートのプレゼント』というのがあって、ポイントに到達したら作ってもらおう!と思っていたのです。
思い出ごはんには酸辣湯麺もあるんだけど、そして当初のリクエストは酸辣湯麺って言っておいたんだけど、私を餌付けして秋葉原にお引っ越しさせた神シェフが今月末でいなくなるという現状では、作ってもらうなら本人の得意分野の方がいい!ということで、アマトリチャーナに変更。最初に「アマトリチャーナが好きなんだ〜」って言ったら、「また随分とマニアックなものが好きなんですねぇ」って言われた『アマトリチャーナ』。にんにくは臭いがするから使用を禁止されていていても、この特典にだけは許される…。
そんな特典ですが、情報伝達に齟齬があって、危うく食べ損ねることになりかけました(笑)
予約ミスだと思われて7階から6階に予約を変更してくれていたのはいいとして、4人がけテーブルに一人座って食べるという給食を残して居残りさせられてる子気分を味わいながらというステキな環境だったけどね〜。4人テーブルを一人で使わせるってゴージャス感のつもりだったのかなアレ…。(^_^;)
パスタだけしか作ってもらえないの?と聞いたらミニサラダを付けてくれるというので、これも食べ納めになるのか!と思い出してグレープフルーツドレッシングをリクエストしたんだけど、それは材料が揃わなかったみたいで出てこなかった。代わりに提示されたのが、青シソ、レモン、バジル、ワサビ醤油。青シソとレモンで悩んでレモンにしたけど、見送られて出かける頃になってから気が付いた。両方って言って半分ずつかけて食べればよかったんだよね。そうですね(笑)って言われたよ。そーいうワガママは言っていいのに学習しないなぁ私。


そうだった、「粉チーズ」って言っても粉末状は出てこないんだったわ。と思った、「削ったチーズ」の入ったココット皿。の中身をどかっとかけて、ではいただきます。
ううむ…パスタがちょっと細い。打ち合わせてた時に太さも話してたけど…これが標準の太さとなると…やっぱり私の好きなパスタって中太くらいなんだな〜。
それはまぁいいとして。
たまねぎが大きいです…。なんでこんなにごろごろ入ってるの〜(X_X)
辛くはないギリギリのシャリシャリ食感のたまねぎ。食感を楽しむ短冊切りサイズは、辛くなくても私はちょっと苦手なんだよね…。でもシャリシャリだからパスタと一緒にもなってくれない…。柿ピーを柿4にピー1で食べる的計算しつつ(笑)ベーコンと一緒に食べたりたまねぎだけで食べたり、という…。思いがけないところに指示漏れがあったぜ。オニオンに限らずネギ類全般辛いのも硬い食感も苦手だってちゃんと言っておかなきゃだったかー。サンドイッチのオニオン話だけじゃ足りなかったのね…。頑張って食べる具があると…美味しい!って単純には言えないんだよなー…。はぁ。
辛いし、こってりもそれなりにしてるんだけど、やっぱり違ったね…。しょぼん。
そんな、ちょっと残念な結果になってしまった特典パスタ。残念気分を吹き飛ばしたシェフのぼやき。
「パスタで本気出すのにオール電化では無理です!」
ラウンジはエコキッチンなんだそうですよ(笑)