『天日坊』観劇

夜更かしした分、ヒーロータイムは録画&ムサシを病院に連れて行くのも今日の夜に変更して、ぎりぎりまで寝てました。寝不足警報発令ですよーー(笑)

久しぶりに来た渋谷の雑踏の歩き方が分からない…。

コクーン歌舞伎『天日坊』を観てきました。
身よりのない修行僧・法策(義仲の落胤)が、(親の仇の)頼朝のご落胤証明書を手に入れてなりすまし詐欺を謀るが、なりすましも仇討ちも失敗して落命する話。
だったので、後味はよくなかったです。すっきりも当然しない(笑)
七之助くんのお六が、美人局できる色香がちゃんと出ていたことが観劇の最大の収穫だったでしょうか。今までは若衆が一番色っぽかったのに…。年月の経過故か悟りを開いたか。“おじさん”をたらしこむ若いお嬢さんの(計算しまくって)無邪気な色気が残ってる艶っぽさが実に素敵でした☆
逆に気になったのは、時代設定というか…時代観?
義仲の落胤とか頼朝の落胤とかって話なんだから、物語は鎌倉初期だよね。なのに場の空気は江戸時代なんだよ。設定だけが鎌倉初期で日常設定は江戸時代なの。この落差がすっごい気になって仕方なかった。義仲とか頼朝の名前が出るたびに「そうだよねぇ…時代は鎌倉初期なんだよねぇ…」と修正してたもん。他の歌舞伎の時はそーいうの全然気にならないんだけど。何が違ってるのかなぁ…。
しかし最大の問題は、近くの席に香水を過剰装着した人がいて、臭気にあてられてしんどかったことですね。前半で疲れ果てたので後半はKちゃんと席を替わってもらって楽になったけどさ。なんでおばはんてあんなにがっつり香水つけたがるんだろうなぁ…。
という、環境汚染効果もあり、結構疲れた観劇でした。長かったしね…。