プラマイゼロの暴露話

仕事帰りにお屋敷に行った9月某日
大大大好きな紅茶係だったのをやったね☆とウキウキしていたら、出てきた紅茶が今までその人からは出てきたことがない渋い味の紅茶で、一口飲んで撃沈し、「入魂の渾身の一杯をお淹れしますから!」いう言葉にふさわしい、リベンジ紅茶を飲んだ日がありました。

今日の紅茶係Uくんは初あたりで、初めて飲むからな〜と私的様子見紅茶(=不味かったとしてもミルクティー加工して飲みようがある紅茶)を注文したら、文句のつけようがないパーフェクトなシロモノが出てきて驚きました。頑張ってますよと推していた担当に紅茶の感想を聞かれたから、「香りもちゃんとしてるし、味もきちっと出てるし、でも渋みはなくてまろやかで、飲みやすくてすごい美味しい」と正直にコメントしたら、伝えられた紅茶係Uくんは舞い上がって喜んだ、らしい。
けったいな踊りを踊っていたので理由を聞く前につい蹴っておりました。と武者執事が舞い上がってる報告に来、
たいそうお褒めだったとの言葉を頂戴したそうで。と担当じゃない髭執事が顔を出しました。
どこで話を聞いて(関係ないのに)わざわざそれをツッコミにくるんだーーーー?!!
とボーゼンとしつつ、まぁでも美味しいのは事実だしなーおかわりするかな〜と思いながら飲んでいたら、注文がひと段落して手の空いた件の紅茶係Uくんがフロアに出てきました。
カーテン席だし、ここはその“けったいな踊り”とやらを見せてもらうかね!(笑)と待ち構えているところにやってきた夏の虫(笑)は、踊りは拒否りましたが(完全にカーテン内に入っちゃったから平気なのにさー・笑)、武者執事タレコミの舞い上がりをつっこんだら、理由を白状しました。
曰く、「私の紅茶指導はTさんがしてくれたのですが、」(あーそれならこの味の方向性はすごい納得だ)「まだ指導中だった時に淹れた紅茶を、和泉お嬢様が『こんなのTさんの紅茶じゃない!』と気付かれたことがとてもショックだったので、」(………ちょっと待て)「絶対に和泉お嬢様に『美味しい』って言ってもらえる紅茶を淹れれるようになるんだ!と頑張ってきたので、すごい嬉しかったです」
3ヶ月前に遡って、本来飲めていたはずの紅茶に対しての払い戻し請求をしてもいいですか(怒)
私はTくんの紅茶が大好きで!! コーヒー党の私が「(私好みの)美味しい紅茶が飲みたいな〜」と禁断症状が出るくらい大好きな紅茶係で、わ〜い今日も美味しい紅茶が飲めるーやったー至福の時だ〜〜〜☆って、それこそ小躍りしながら注文したわけですよ。その、すっごい喜んだ気持ちを踏みにじってくれたわけですね…。
お前が淹れてなかったら私はTくんの美味しい紅茶を2ポット飲めてたのにーーーーー!!!!
と、過去に遡って腹が立ち、『美味しかったからおかわりしよう』という気持ちは一気に冷めました。
今更!そんな暴露話をするなーーーーーーー!!!
時効だなんて許してやれないからーーーーー!!!!!

嗚呼…仮面の湯島さん出現前に南くんが「先日の南は私ではありませんから」と黒いオーラだだ漏れで暴露していったあの日が懐かしい…。

と、ふつふつと沸き上がる、今更どーしようもない怒りのやり場に困っていたのですが。
別件でとっても上機嫌だった紅茶師匠Tくんが、今日はフロアで別エリアの担当をしていたというのに、「今でしたらU如きは端に押しのけて私が紅茶をお淹れしますよ」と唆してくれたので、ありがたーくおかわり紅茶を淹れてもらいました。ドアマンならともかく担当持ちなのに…。やることが男前すぎて泣けるーー(≧v≦)
男前な師匠に免じて、過去の不味い紅茶のことは忘れてあげることにしました。ええ。私のためにと供された至福の紅茶は全てを許させるのです(笑)

余談。
今日の担当と9月某日の担当は同一人物というステキな巡り合わせでのこの暴露話と感想要求だったのでした。ちなみにUくんは担当Kくんのお気に入り後輩…(笑)