地震

びっくりした。
「長いねー」なんて笑っていたら、どんどん揺れがひどくなって、
後輩mさんは出入口の確保に走り、出遅れた私とパートFさんは
机の下にもぐった。
その目の前に、パソコン横に積んでいた文庫本がばっさばっさと
降ってきた。
揺れが一段落して机の下から出たら、部署は瓦礫の山と化していた。
『足の踏み場がない』の意味を正しく理解した。
春休みでよかった〜。自分たちの心配だけでいいもの。
でもこれ、誰が片付けるんだろう…私たちか。私たちだよな。
ネットで震源地を調べていたら、第2波が来た。
もう今日は片付けることを放棄した。
両親と電話ができて。弟2号とも電話ができて。弟1号にその連絡を
して、とりあえず一安心。
終業時間になったけれど、電車が全然動いてなくて、結局駅には
向かわずにそのまま職場にいることになり、電車が全然動かない
ので、そのまま職場で夜明かしすることになった。
時々、『職場で被災したら家にどうやって帰るか』という話をしては
いたけれど、やっぱり物理的に帰れないということが判明しました。
異動前の別部署勤務だったら、40分も歩けば自宅に着くのになー…。