三十九回目の帰宅・その1

担当は、執事が芥川さんでフットマンは南君。ならばきっちりお世話してもらい
ましょう!と意気揚々と着席(笑)。まずはくたワンコをキーケースの上に配置。
「本日はこの子だけなんですね」うちらのテーブルはいつも賑やかだからね〜(笑)
「私のはこの子だけなんです」「おしぼりが骨みたいです」そうくるか!(笑)
鍵を届けに来た芥川さんは、くたワンコの頭に通そうとして「無理でございますね」
と持ち上げて鍵をケースに入れて、ワンコはキーケースとは反対側の角へフロア
向きに置いて「ではこちらでしっかりお守り下さい」。ならばと南君が戻って来る前
にワンコを戻して鍵はしっぽにかけて背負わせて。「鍵の番をしているんですね」
「芥川さん乗せ損ねてたから♪」「反応が楽しみでございますね」「西恩寺さんだと
無表情にこう、なんだよね」「ああ…(笑)」「何としてもあの無表情を崩させたい
というのが私達の目下の目標で」「それは…大変難しゅうございますね…頑張って
ください」そうか、やっぱり難易度高いんだ…(笑)。
見慣れぬ顔が気になって「綾川君じゃない新人さんが誰か気になってて…ああ、
今あそこの通路に入ってった人。あれ誰?」と聞くと、背中しか見えないからか
「確認してまいります」としゅたっと行き、何やら二言三言ほど話してから戻って
きた。「夏目でございました。私、綾川と夏目の見分けがなかなかつけられず…
よく間違っておりまして」ってもしかして今も名前を聞いてたの!?(笑)
紅茶係は野宮君だと言うので紅茶とカップは南君お任せにしたら「私が選びます
とこれ以外は選びませんが…」との前置きとペパーミントアッサム。なるほど、
好きこそ物の上手なれなのか(笑)。カップは昨日長岡君セレクトで使ったばかり
のオーバンコテージガーデン・コバルト。「私らしくないものを選んでみました」
ってそんな機転はいらない(笑)。まぁ、あれだけ色があるのに同じ色が当たる
なんてすごい偶然ではあるのでそのまま使いますがね。野宮君のペパーミントは
南君より濃いめ。渋くはないんだけど南君のの方が好きだなぁと、だからどこの
一押し相手ですか私(笑)。出すものを出してしまって戸棚角待機中の南君が
視界に入らなかったらしい浅倉君が、扉で頭を叩いてしまい、ゴメンゴメンと頭を
撫でるの図がめっちゃ可愛かった♪     <その2につづく>