二十二度目の帰宅

朝一帰宅の担当は、執事が田辺さんでフットマンはアート君。ひー!と思わず
のけぞりかける。動揺継続中に田辺さんに「本日はピンバッジのプレゼントが
ございます」と言われ「前回いただきましたけど」と言ったら、ポイントが加算
されていなかったらしい。そんなの気が付くわけないじゃーん。第1回いつもの
デー=ピンバッジだってことさえ忘れてたくらいなのに(笑)。「お嬢様は正直な
方ですね」と言われたから「正直者には何かご褒美があるのでしょうか?」と
返したらスルーされたけど(笑)。ああでもこんなことを言える程度には場馴れ
してきてるんだなぁ。
私は席に案内されてる間にフロアを見渡すのって苦手なんだよねー…。基本的
に担当さんの後姿だけ見てる(苦笑)。なので席に着いてからじっくりフロアを
見るんだけど。朝なのに土方さんがいない!と嘆き、朝なのに鬼頭君がいる!と
驚く。やっと耐性ができてきたアート君は、メニューの紹介をお願いしたら冬味
紅茶が2月末までって言っただけで終わってしまったよ…。紅茶係を聞いたら、
「三神と、………もう一人いるのですが…、思い出せません。後程お答えいたし
ます」とものすごーく悩んでも結局名前が出てこなくて困ってる姿がちょっと
可愛かった(笑)。で、注文する時にもまだ確認してきてなくて、さすがに今度
は「5秒お待ちください」ってすぐ確認してきたけど。この一連の出来事が私の
いじめっ子スイッチをオンにしちゃったので(笑)、「カップは、アート君が、
嫌いじゃないけどあまりお出ししないっていうカップで」とリクエスト。アート君
も過日の朝比奈さんのように困った顔で「難しい注文でございますね」と言って
去りました。出てきたのはミントンのハドングローブ。選択の理由は「数が多い
から、大勢の時に出すことは結構あるけれど、個別だと他のカップを指定される
機会が多くてなかなか出せない」んだそうで。避けまくったミントンを久しぶり
に使ったよ(笑)。お替りの紅茶を「紅茶係の三神さんがお奨めの紅茶、お気に
入りのカップで出してください」とリクエストしたら、注文を受けた片島君は
「ではお出しするまでお嬢様には秘密でございますね?」と心得顔でにこっと
笑っていった。その後も甲斐甲斐しく面倒を見てもらって一気にポイントアップ。
初めて担当フロア内に入ったけど…イイコだなー片島君(笑)。