忍者イリュージョンNARUTO<千秋楽>その1

舞台が横も奥行きも一回り狭いね、というのが幕が開いた直後の感想(まずそこか)。
セットの移動は楽そうだし、何より静か。でも袖から見えてます(苦笑)。当然演出にも
変更があるわけで、でもそこが結構微妙だったんだよなー。
え〜、千秋楽のサクラは佳奈ちゃんなの?がーん…。(途端にダレた私)
「アッキーのソロで寝そう」と開演前に言っていた通り、台上での一発目の伸ばしで
こぶしがコロコロしてるところまでは覚えてるんだけど、階段を降りていくところから
先の記憶にありません…(苦笑)。あのシーン、決して嫌いじゃないんだけどなぁ。
ワカとナルトの出会いの森。ワカの口調に力が入ってて、東京の“戸惑いながら話す”
“人見知りさん”な風情が損なわれてて残念。花を指さすナルトの立ち位置が花より
下手側ってのはコワネに“教える”という動きの意味を考えると少々難あり。でも秘密
の修行の台詞のところで段に片足しか乗れないのは(足の長さが)いっぱいいっぱいで
むしろ面白い。無理に上の段に足をかけなくても…(笑)。
あ。サスケの歌が。力みが抜けた分音程がしっかりしてて最後の最後でようやく高音の
伸ばしに不安がなくなったような。我愛羅は歌に心配はないんで。動きにも変更は…
変更じゃないけど、ワカを連れ出すナルトと戦うシーンの、ナルトの蹴りで回転する
ところ。東京だと“蹴りが瓢箪に入った”には見えなかったんだけど、大阪はちゃんと
瓢箪を蹴られた勢いで体勢を崩した、に見えた。その分組み手が近かったから、あれ
は単に立ち位置が近くなっちゃっただけだとは思うけど(笑)。でもやっと最後の最後で
素手の殺陣らしい隙間のない動きが見れた気がする。隙間のない、と言えばコワネvs.
ナルトのシーン。コワネが歌いながら剣を振るうのをナルトがくないで受けるアレです。
あそこの、くないを剣で弾かれるまでの一連の動きが大好き。秀逸です。次点はナルト
とアオバ・ライドウの鍵の取り合い。部屋の前から手前で鍵を取り合うまでのところが
好きなの〜(アクション班によるアクションだしね〜)。もちろん「お色気変化ハーレム
バージョン」でのお遊びも好きですけどもね(笑)。かけ湯をしてシャワーっていう動きが、
でももうちょっと色っぽいと…。あれじゃ全然誘われねぇ…(それでいいんだよナルトは
12歳なんだから!)。       ………その2に続く。