白夜の女騎士

棚ぼたで観劇できることになった今日の舞台。オトモダチの輪ってステキだ…。
さて。
蜷川演出+鈴木杏ちゃんで苦手な野田脚本に勝てるかどうか、というのが密かな
鑑賞ポイントだったりするのですが、…ええと、結果としては『敗北』でございました。
野田脚本難しいよー!三宅舞台の時も透明人間の時も思ったけど、台詞を聞くのが
精一杯で理解力が追いつかないよー。4時間睡眠の眠い頭でも舟を漕ぐ余裕がない
くらいの言葉の渦で(そうなの。苦手なんだけど眠気とは縁がないのよ野田脚本)、
言葉は耳から脳にちゃんと達しているのに思考力の上でつらつらと滑り落ちていって
しまって内容についていけない…。漢字変換的駄洒落満載の言葉遊びな台詞ばかりで、
そのこと自体は決して嫌いじゃないのにそこから先に入っていけない。聞いたことを
聞いたとおりにしか理解できないの。で、舞台というのは当然のことながら巻き戻し
はされないから、分からなくても進んでいくわけですよ。そうすると必然的に内容が
理解できないまま物語は進んでしまうわけで。結局どんな話だったんだろう…(苦笑)。
あらすじもまとめられなくては感想など書きようがなく、面白いとかつまらないとか
そんな判断さえできません。「観た」。この一言です。予想通りの鑑賞感になって
しまったなーというのが正直な気持ち。…もうちょっとじっくり咀嚼してみます…。