銀色の髪のアギト

4日深夜に初日舞台挨拶情報を発見して(27日深夜に確認した時はなかったのに…)
チケットを確保した(29日発売でもぴあに残ってるところが何とも)今日の公開。<font size=+5 color=666666><b>
未来少年コナンのパクリですか?</b></font>
ヒロインの名を叫びながらひたすら追いかける超人パワーの主人公、とか。
暴走する森に対抗してる工業都市とか。
ヒロインを利用すべく確保に走る敵役とか。
最終兵器を使えるのは過去から蘇った(=選ばれた)人間だけだとか。
な〜んか、どこぞで見たことのある設定ばかりなのは私の気のせいでしょうかね?
設定は悪くないんだよ。でも、それを2時間半でまとめようってのが無理だから。
自分が植物の遺伝子操作に失敗して現在の状況になってるっていう過ちを清算
したいからっていう理由はいいよ、でも最終兵器を起動した理由はそれだけで、
それを使ったあとの事は全然考えてないし、そもそもこの悪役、工業都市の権力を
牛耳ってるわけじゃないってところが悪役としてはアクがなさすぎだし。森の意識に
吸収されて葛藤も何もなく改心しちゃうあたりどうよって感じだし。
ヒロインは今どきの現代っ子な生活をしてたようなのに急流をすいすい泳げたり
岩壁をよじ登れたりであり得ないし、人の言うこと鵜呑みにし過ぎだし、町を焼く
って言われて改心するくらいなら最初からそれくらいのことを想定してから行動
しろよって感じだし。
一目惚れしたっていう理由だけで森の手下な強化人間になってひたすらヒロインを
追いかける主人公もどうかと思うし(ちょっとは悩もうよ)。
とにかくねぇ、ツッコミどころ満載の映画でしたよ。ネタは悪くないんだよネタは。
でもね、これって登場人物各々の葛藤とか想いを見せてナンボの話だと思うんだよね。
そこを割愛してるからこんな<font size=+2><b>どこにでもありがちの</b></font>三流映画ができあがるん
だよ。てゆーか。<font size=+3 color=666666><b>小説読めば分かるから</b></font>って説明をサボり
まくるなんてのは駄作の常套手段だろっ!!こんな作品でも中国全土公開ですって。
ちゃんちゃらおかしいったら。けっ。

そんな下馬評どおりだった駄作に時間を費やした心の憂さを(リザーブシートで
通常よりお高いチケット代は間違いなく勝地くんの舞台挨拶のためだけに払ったぞ)、
友人のお子さま二人に癒してもらいました♪ 可愛かったな〜☆