白夜行 第1部

東野圭吾原作『白夜行』の舞台化。弁当箱と名高い(笑)京極堂シリーズに
負けずとも劣らない分厚い文庫本を読破したのは今日の観劇のためだった。
だってさ〜、推理モノって謎解きに興味がないから(オイ)、話をちゃんと理解
するためには基礎知識を仕入れておかないとついていけないんだもん。
とまぁそんな訳で事前に内容を学習して臨んだ今日の舞台。
<font size=+2><b>映像って、偉大だ。</b></font>
正にこの一言に尽きる。文字の世界は行間に謎とか推測とかの余地があるけど、
舞台でソレをやったら内容が伝わらないわけで、つまり観客に内容を把握して
もらおうと思ったら作り手はその行間を目で見せなきゃいけないわけですよ。
そこのね、“作者が敢えて書かずにいた部分”をね、それとな〜く見せるテクが
すんごくイイ。Studio LIFE の何が好きって舞台空間の使い方なので、今回も
つまるところは「やってくれるぜ!」ってことなんだけどさ。ストーリー展開は
どうしたってショートカット・ショートカットにせざるを得ないんだけど、それ故に
伏線をきっちりと、でもそれとなく見せてくるのが良くてね〜♪ 事前学習して
おいたからこそこうやって余裕を持って観れたわけだけど、でも、しっかり伏線を
見せてくれてるから学習しないで観て楽しみたかったなぁともちょっと思った。
でもそれだときっと一度観ただけじゃ謎が判らないから日替わり両チームで観て
チケット代倍額払って懐が…になってるな〜きっと(笑)。そっか、直前じゃなくて
昔に読んだことがあって「どんな話だったっけ?」って思いながら観る、ってのが
一番いい手かも。何にせよ、約2ヵ月後の第2部が楽しみっす☆