浪人街

<font size=+2><b>いや〜、すごかった!</b></font>
舞台奥上手と下手に池があって、ざっぱんじゃぶじゃぶいわせながら殺陣するん
だよ。そりゃあ最前列にビニールシートも渡されるよなぁ(笑)。水で滑って転んでる
のが狙ってるのか偶然なのか分からない(笑・そして転んだ人はもれなく切り殺され
て前宙で投げられる。投げられた人は他の斬られ役にかつがれ舞台袖にはけさせ
られる(そして次のターンで復帰してくる…多分))。
刀の扱いそのものはもう「ハリボテです」ってなくらいに軽々なんですが(私は剣殺陣
はちゃんと武器としての重さを感じさせる重厚な動きの方が好きだ)、それを引いて
あまりある怒涛の殺陣だったよ。ホント、すごかった。A席で1万5千円なんでウェスト
サイド並みのお値段なんだけど、損したとは思わなかったもん。
話自体は何と言うか、時代劇でありがちのネタをもれなく盛り込みましたっていう
シロモノだったので、Iちゃんと二人「これさぁ、あの人たち(=生活のために家宝の
刀を売っちゃって取り戻そうとしてる兄妹)とあの人たち(=果し合いの末、夫と兄を
殺された妻と弟)って後半出てくるのかなぁ…」と呟いてたんだけど、ちゃんと話の
展開に必要なように出てきて回収してったからちょっと驚いた。いやね、正直言うと
「いなくてもいいよね」って言ってたから(笑)。ひでぇ(笑)。まぁ何ですか、話に深み
をもたせるためのキャラってやつ? いや、面白かったんだよ話自体も。ちゃんと
伏線全部回収してってるからつっこまなくてよかったし(そーいう問題なのか!)
うん。とにかくすごかった。感想はこの一言に尽きます。はい。