エドガー・アラン・ポーと江戸川乱歩

土曜日、終業時間前に仕事のキリがついたので、新たに仕事は始めずにお喋りを
していた。「和泉さんは推理小説は読みますか?」という切り口で始まったこの雑談、
明智探偵とか」と続き、「それは多少読んでる。洋物は全然読まない」と流れ、「洋物
と言えばさ、エドガー・アラン・ポーの話を道徳の教科書で読んだんだよね。前に気に
なってタイトルを調べたんだけど忘れちゃった」と発展し、パソコンの前に座っていた
Yは「調べましょうか?」とIEを起動して調べ始めた。のだが。
ふと見れば検索語が「江戸川乱歩」なのである。確かにポーってフルネームで言う時は
滑舌が重要だけどさ、黒猫とかアシャー家の崩壊とかって話の流れでどうして検索語
江戸川乱歩なのだ。ここで2行目に戻ってほしい。「推理小説は読みますか?」って
聞かれたら、たいていの場合、問いかけた人物もある程度は読んでいると判断するもの
じゃなかろうか? そのつもりで話を進めていた私は、その可能性に思い至り、恐々と
質問することになるのである。「Y、あのさぁ…、まさかと思うけど、エドガー・アラン・ポー
江戸川乱歩が同じ人だとか思ってない…よね?」「えっ?!違う人なんですか?!」
……おいおいおい。これは職業的特殊知識ではないと思うぞ…(苦笑)。
あまりにもビックリだったので同職種のYちゃんに話し、同僚Mにも話したが、二人とも
「それは一般常識レベルでしょう」と即答したよ。うんうん、そうだろう、そうだろうとも。
世間的常識率は6割程度かもしれないが、この業界じゃあ8割近い常識率だと思うぞ?
類は友を呼んでるオトモダチの皆さんは8割派だと思うので、聞いても数の参考には
ならないと思いますが、今日の日記を読んで「え?そうだったの?!」と驚いた方って
いらっしゃいますか?