墓場なき死者

先日、ママに頼まれた絵本を買いに行った時に階段のポスターを見て観劇を
即決してしまった(イヤな衝動買いだな…(苦笑))『墓場なき死者』。これでは
瑞樹ファンだと言われても否定できません(笑・誰かさんと違って瑞樹の出る
舞台って基本的にハズれないんだもん)。紀伊國屋ホールって初めて入った
けど、このハコで5000円はちと高いぞ。4000円クラスだろ。
私の前のB列がどどんと空席で大変見やすかったが、欠伸したら舞台上から
見えてしまうだろうのでちょっと大変だった(隣席のオジサンはしっかり寝て
いたが(笑))。
ええと。何か、久しぶりにお堅い芝居を観た気がします。でも嫌いじゃない。
私的に一番ツボだったのは拷問で爪を剥がすシーンで、爪を剥がされた指に
血糊が付くんだけど、それがこっちからは全然分からなかったこと! あれは
もう拍手喝采モノでしたね。って言うとどんな芝居なんじゃって感じですが。
ナチス軍に捕まったレジスタンス達って話です。上記の人とは別な人で手首
の骨を砕かれたっていう人がいて、その人の指が動かせてるのは疑問だけど。
(だからそーいうところしか見てないのか私…。台詞聞いてりゃ内容は分かる
から、目に余裕があるんだよなつまりな…)ああ、あと、固有名詞があるにも
拘わらず今別室で暴行を受けている恋人&片想いの相手を「あの女」呼びする
のが鼻に付いた。これって翻訳モノで結構感じることなんだよね。名前で繰り
返し呼ぶとクドイんだろうか。それとも時代的なものなんだろうか。ううむ。
瑞樹は、<font size=+2><b>17歳の役</font></b>で、<font size=+2><b>ボウヤ</font></b>と呼ばれてました(爆)。相変わらず
一回り以上サバ読ませて違和感ないよなこのヒト…。

家に帰ったら『よい子の味方』の途中だった。ダンボールの中を探してる時
にくしゃくしゃっとぶちまけ出すのを見ながら「出す時にそっと出しておけば
しまう時楽だと思うんだけどなぁ」と思った。荷探しって片付けることを前提
にしないものなんだろうか。整頓の適性ってものを理解した気がする…(笑)。