ゼロの柩 ; 続・平成夫婦茶碗・第2話

一面真っ白なチラシに惹かれてチケットを取った『ゼロの柩』という舞台を観た。
内容?うー…(実は見終わってからずっとどんな話だったんだろうと考えている
のだが)分かりません(苦笑)。妻と愛人を殺した死刑囚の娘が死刑執行人に父
という人物について話を聞きに行く、…かな?独房での父の自問は結局自答を
得られぬまま死刑台へ、だし。舞台の作りも見せ方も面白かったんだけど、どう
も台詞回しが私的にあまり得意じゃないのか?何だか不思議空間に置き去りに
されている気がするぞ私。娘サイドの気持ちは分かるのだが、父親サイドの心理
が。さっぱり分からん。てゆーか本人(=父)も分かってないんだから見てる側
が分かるわけもないのか。なるほど。いやそれでなるほどで終わっていいのか?
ううむ。てことはそうだなぁ、これが感想になるわけだな。「……それで?」
という本筋は置いておいて(置くんだ!(笑))。劇中で奥さんが作ってきて開いた
2段重ねのお弁当がね、蓋に湯気の冷めた滴が付いてて、でもってちらりと見える
その色とりどりなおかずがすっごい美味しそうだったの! 死刑執行人の家族は
父が刑を執行するたびにスキヤキを食べるという設定で、娘が訪ねて来た日が
偶然そうなって一緒にそれを食べるのだが、その鍋がぐつぐついってるの(帰り
の通りすがりで偶然聞こえてきたのだが当人たちはさすがに食傷らしい(笑))。
そのお父さんの仕事について娘と母がみかんを食べながら話しているのだが、
取りにくい白い筋と闘いながら頑張って食べてるの。おなか空いてる身には
とても辛かったね〜(笑・何を見ていたんだ私は)。隣の席のお嬢さんはおなか
鳴ってたしな(笑・よかった私は鳴らなくて…)。愛人さんが開いたパラソルが
ライトの光で骨のところのサビが透けて見えちゃったのはうーんだったとはいえ、
このおねーちゃんの押し倒され方がエライ色っぽかったとか(特に爪先!(←また
マニアックな…))そーいう細かいところの拘りはすげぇなぁ…(ウットリ)だった
のだが。総評は計測不能ですわこの作品。

続・平成夫婦茶碗』。カウンターの中にいる運くんの帽子姿にやられました。
きゅ、きゅんだ…。いやあの、満ちゃんとの不器用な親子関係にもメロメロなん
ですけどね(それは今に始まったコトじゃないけどさ(笑))。男だね〜☆