真夜中の嵐:第十走者・二宮

広島県三原駅のタクシーのオジサンから情報収集した結果、刀を求めて
岡山県長船駅へ向かう。越境の王者、健在(笑)。
刀鍛冶を求めて宛てどなく(道中「刀持ちてー」を連呼(笑))自転車を漕ぐ
こと1時間。ようやく見つけた灯りのついている家を訪問。刀鍛冶のことを
聞きたかったのだが、「刀を探してるんですけど…」という真夜中の訪問者な
上に不審すぎる発言に電気を消され追い返される(苦笑・実はニノって嵐一
目的意識先走り型の性格してるんだろうか…?)。途方に暮れ夜道でたそが
れていると、一台の車が二宮の前で止まった。先刻訪問した家の方だった。
二階で様子を窺っていた娘さんが二宮だと気付いて心配して追いかけてきて
くれたとのこと。改めて刀鍛冶について聞く。と、5kmほど行った場所にある
らしい。意気揚々と再出発する二宮。再び灯りのついている家を見つけ門戸
を叩く。ここが目的地か?!と思いきや備前焼の窯元。実は刀鍛冶は音が
うるさいから夜間はやっていないという事実が判明。それなら、せっかくの
偶然だし備前焼を作らせてもらえないかと頼み込む。とりあえず巨大な窯の
掃除と薪運びと言われて作業。掃除に没頭する二宮、かなり楽しんでいる(笑)。
薪を運び終わって戻ると作ってみるかと材料の粘土の塊を渡される。これが
とにかく硬い!四苦八苦しながら平らにすること1時間以上、ようやく皿完成。
嵐メンバーの名前を彫る。備前焼は堪能したがどうしても諦めきれない“刀”。
窯主さんに相談すると研ぎ師なら知っているというので紹介してもらうことに。
研ぎ師さんの家に着いた時にはすでに夜は明けきっているのだが(笑)、本物
の刀を見せて貰うべくお願いする。初めて見る抜き身の刀にただ茫然と魅入る。
魂を抜き取られるとは正にこのこと。無言。教えてもらったように手入れした刀
はより一層美しく、二宮さらに恍惚状態。朝日の下で構え、振らせてもらって
本日の冒険、終了。
ところで。窯元さんに豚まんをご馳走になった二宮なんですが、底の部分を
上にして食べてるんだよね。普通逆さにしては食べないよねぇ。クセなのかな?
それと。結局研ぎ師の方には二宮はTOKIOのメンバーだと誤解されたまま
なのかなぁ(爆)。てゆーか。きっと電話でそう伝えられたんだと思うから、そも
そも窯元さんも二宮をTOKIOだと思っていたりするのかもしれん…(笑)。