千と千尋の神隠し

ご近所の映画館のペアチケットを当てたので、まだ見ていないというKさん
を誘って『千と千尋の神隠し』を見に行った。日本人ウケする映画だよね〜、
これ。って言うか、日本人には分かるけど、キリスト教圏の人には感覚として
分からない映画だろうなぁ、と。
風景が綺麗だった。千尋が町に着いたばかりの時の、現実離れした空の
青がすごく好き。後は水面を走る電車の影。景色もだし建物とか家具とかも
そうなんだけど、王蟲の動きと眼の色を初めて見た時のようなリアルさを久し
ぶりに感じたね。写真を描き写したみたいなリアルさ。今回初めて、俳優さん
を声優として使いたいっていう(ここ何作かそうだけど)宮崎さんの気持ちを
理解した。私は俳優でどんなにうまい芝居をする人がキャスティングされて
いても声をあてるからにはやっぱりプロの声優にやって欲しいと思ってるクチ
なので、今までのキャストってかなり冷めた目で見てたんだけど(その人の
アテレコが上手い下手はともかくとしてね)、そーいう拘りが初めて取れた。
うん。これだけ生々しい絵を見せてくれるならナマの芝居を作る役者さんが
裏で声だけやっててもいいや、と。
で。それ以外の感想はと言えば。
坊の声にのたうちまわってました。カワイイ〜☆ 可愛いよ神木くん…。何で
あんなちっちゃいのにちゃんと声があてれるんだ〜。『ほたるの墓』もその
せいで最初の5分で挫折して、以来一度も見れてないんだけどもさ、子ども
が子どもの声をやるってさ、あるイミ犯罪だよねー…。
(って感想はそれしかないのか?!)

Kさんが持ってきたPSソフト『ピノッチアのみる夢』のせいでゲーマーに
なってしまったこの週末(笑・でももう育成に疲れた…)。気になっていた
戦艦ポチョムキン』は小説じゃなくてロシア映画のタイトルだった。記憶に
ひっかかった原因は職場のLDだったよ。すっきりしたぜぃ。>Kさん