閉じる日・再考察

日舞台挨拶の写真を現像してきた。……腕悪すぎ(笑)。
まぁでも豆粒サイズじゃあないから良しとしよう。たとえかなり
ピンぼけだったとしても(オートフォーカスで何故ピンぼけ…)
可愛い子犬っぷりは伝わる…ハズ(←かなりのバカですね(笑))。
閑話休題
ナマものを見れるのが嬉しくて舞台挨拶を見に行くのを吹聴しまくった
結果、吹聴した人にもれなく「映画どうだった?」と聞かれたのだが。
元々私はあらすじを纏めるのが苦手、もとい下手である。なので「順を
追って説明する」しかできないのだが、この映画はそれさえロクにでき
なかった(ゴメンKさん)。内容がさっぱり分からない説明ならできる。
「両親のいない二人っきりの姉弟が、お互いに執着しているその愛憎劇」
……これ以上の説明ができない。これを深く説明しようとするとどうにも
うまくまとまらないのだ。そこらへんが「パズルのピースが合ってるのか
足りてるのか分からない」に繋がるわけなんだけども。感想を言いながら
頭の中で映画の内容を熟成し続けることになった。できるかぎり正確に
思い返してみたが、どこまでが現実のことでどこからが小説なのか(註:
小説家の姉が『閉じる日』という告白小説を書いた、という設定で話は
展開されている)を判断する材料が、伏線という形にしろやっぱりどうも
足りていない。小説なら小説としての1本の筋のようなモノがなければ
いかんだろうと思うのだが(一般論としてね)、それが見付かられない。
存在意義の分からないフェイドアウトキャラが筋の通りそうな展開を壊して
くれてるしなぁ。…ゴメン監督さん、私にはこの映画は理解できないっす。
解釈は見た人に任せるって言われてもな、筋道立てて解釈できるだけの
材料を提示してくれてないじゃん。私、基本的に辻褄の合わない話はキライ
だから。全てを曖昧にしたいってことはとりあえず分かるが、伏線でいい
からせめて辻褄の合うように見せるだけは見せておいてくれ。頼むよ。

(ってことをぐるぐる考えちゃうくらい面白いんだとは思うんだがな…。
いかんせんこの消化不良な気持ちの遣り場がなくてだな…。うーん…。)