電動夏子安置システム『笑う通訳』観劇

電動夏子安置システム『笑う通訳』を観に行ってきました。
2バージョンあるなら2バージョンとも観るさ!電夏の2バージョンって基本的に両方観ると3倍面白い系だからと思って何も考えずにセットチケットを取ったけど…演出が変わるだけだったんなら片方だけでよかったな…。
しかも、初演が面白かったから安心して取ったのに、再演でがっかりするとか…切ないなぁ。
内容は、推定外務省?の会議室での話で、カリブ海の小国で起こった殺人事件の容疑者を訪ねてきた刑事と被疑者外交官との会話が、同じ日本語を話しているはずなのに通じない、じゃあ通訳しよう!と外務省?契約通訳者2チーム(リストラバトル中)がデタラメに通訳していくうちに殺人事件の謎が解ける…というもの。
刑事(+優秀通訳チーム)側と、被疑者外交官(+情報漏洩している通訳チーム)側では、各陣営(=通訳ブース)に入ってしまうと相手陣営の言語が分からなくなる…というのが基本設定。
で、両チームさまざまな思惑があって、自分たちに都合がいいように出鱈目や出まかせで通訳を続けていく、その内容のズレが面白い舞台だったんですが…
初演当時とは構成が変わったようで、笑えませんでした…残念。
初演の時は確か、1チームでひと通りラストまで進めてから時間を戻して別チームでラストまで、って見せ方だったと思うんだよね…。だから物語を中断&巻き戻しすることなく見れていたんだけど、今回はチームの切り替えを細切れにしていて、この時こっちはこういう対応でこっちはこうでしたを繰り返されるから、落ち着いて話を追えないし、笑いどころがぼやけちゃったのかなーと。
久しぶりに“観て損した”感でいっぱいです。
まぁ、セットチケットで買ったから通常購入よりは安いし、DM抽選とやらが当たっていて前回公演のDVDをもらえちゃったから、そこまで損をしてるわけでもないんだけど…。
それでもなぁ。
『笑う通訳』なんだから、全然笑えないんじゃあ駄目だよなー。
再演舞台はあまり観ないのですが(観る機会が少ない)、再演はな〜と否定的に言われることが多い理由がよく分かりました。学習しました。
 
(そんな日曜午後、秋葉原では昨日いなかったお気に入り使用人が働いていて、夜の来館時は勤務時間外で顔が見れなかったので余計に残念な午後を過ごした感でいっぱい…)