『祈りと怪物 蜷川ver.』観劇

シアターコクーンに『祈りと怪物』を観に行って来ました。ケラさんの脚本は…好きか嫌いかと言われたら「好きではない」んですが…(嫌い、ではないのです。観劇後感が「……それで?」って感じだからわざわざは観なくてもいーな、という…)久しぶりの森田剛が舞台でお芝居で、蜷川さんが演出なら、多少脚本に難アリでも頑張るよ!と(笑)
チケット取ったらものっそい席だったんでビビったさ…。
蜷川さんでX■列なんて席はいらない…。最低でもC列から後ろがいいのに……!!
会場の座席表を見たら最前列でした…。マジいらないこんな席………。
ファミリーのチケットを手にしている一人席の方と席を替わってもらおうと目論んでいたのですが、あの特徴的なチケットを持っているのは二人連ればかりで、仕方なく諦めました。
失敗しました。粘るべきだった。2階席とかバルコニー席も対象にすればよかった。
舞台自体はそんなに高くはないんだけど、中央にセリが上がってる状態で、セリの向こう側にいる人の顔は首から上しか見えない。背の低い人は目から上しか見えない。
蜷川さんお得意のシャッター開けをされても、開いたことしか分からない。
ラップ歌詞を表示する電光掲示板は当然真横。舞台と一緒に視界には入らず。
なんだろうこの残念感……。
ああ、アレだ、杏ちゃんの『奇跡の人』の時に前の方の席が取れて、めずらし〜と思ってたら2階の部屋のシーンが結構あって観づらかったという…。
後ろでいいから、舞台全体が観れる席がいいです…はい……。
内容は、武力権力者が牛耳る町のすったもんだでした。異分子が入ってきたことで歯車が狂ってどんどん崩壊して行く町。これは「そして誰もいなくなった」ではなく「盛者必衰の理をあらわす」ですね…。
状況説明的ラップは歌詞が見えないから頑張って聴きとるしかなく、展開とか状況とかそれなりに理解できてはいるんだけど、説明するのは難しいなー…。
ほんっとに、後ろの席で観たかったですよ。
まぁ、透明ビニールシートを装着して水演出に備える(実際眼鏡にまでしぶき当たったからね…)という、そうそうない体験はできたので、まぁたまにはいっかなぁと諦めもつくけど…でもなー…蜷川さんの舞台づかいとか演出が好きで観に行ってる身にとっては、最前列なら最後列の方がずっとマシなんだけど!って思っちゃう残念席ってことに変わりはないわけで。こーいう席は、複数回観劇の勝地くん出演時にください(笑)

観劇後は秋葉原に移動して『お料理教室・初級』を観覧してきました。
私は料理は好きじゃないけど、やらないだけで最低限の知識はちゃんとあるんだな…としみじみしました。知識と雑学とね。普段サボりまくってるけど基本知識は一通り入ってるよ。
(スキーは積極的にやろうとしないけど、授業でみっちり仕込まれたから方向転換とか斜面の昇り方等々基礎だけはしっかり身についてるっていうのと同じだよね)
料理というジャンルに興味がないわけじゃあないってことなのかな(笑)
ああでも私の料理的雑学は理科の延長にある気が……。