アリエッティ

借りぐらしのアリエッティ』を見ました。
うーん。
で?何が言いたいの?物語から何を読み取ればいーの?単純に“娯楽映画”っていうつくりじゃあないよねコレね?娯楽映画ですよってつもりで作った映画なら、駄作もいいところですが。
いやぶっちゃけ駄作だろ。面白くないもん。どこもかしこも中途半端でさー。
山はあっても丘程度、意味はあるのかどうか微妙、オチは落ちきってない。その結果「だからナニを言いたいの?」になってる。それじゃあ作品としてはダメだろ。感じることは見る人次第ならそもそも映像化する意味がないでしょーが。行間を想像力で補填することと何が違うんだ。
根本的なツッコミをすると、このこびとたちの生活って、“借り”じゃないよねー。返してないもんねー。彼らが棲んでいることによって家主に幸運が訪れるとかそーいう特典もないし。借りたものは借りっぱなしじゃあ、それは“盗む”だよねー。もしくは“狩り”。得物は家主宅の消耗品類(笑)。タイトル『狩りぐらしのアリエッティ』にすりゃーいいのに。それなら少なくともこんな根本的なツッコミだけは入らないよ(笑)
文化的な生活を選んだアリエッティたちと対比させる意味での、スピラーのロコツなまでの狩猟民的装束。正に“狩り”ぐらし! 出番激小、喋ることと言ったら相槌程度。しかしキャストは藤原竜也。役どころの重さを知れ!的な。
ああなるほど、そんな対比と掛け言葉を楽しむ映画なのか、これは。
神木くんが主人公役だったからちょっと興味あったんだけど(笑)、お金出して見る映画じゃあないね。今度テレビ放送があっても見ないわ。
ジブリの世代交代はなかなかうまくいきませんね…。