『八月花形歌舞伎・第一部』観劇

演者と演目とに惹かれて、久しぶりに歌舞伎を観に行きました。
七之助くんの『櫓のお七』目当てです。
新橋演舞場で歌舞伎なので、ちょっと気合いを入れてちゃんと夏着物装着しました。
この暑いのに和服でいらっしゃった方もそれなりにいたので目の保養でした。
肝心の演目の方は。
セット上演の『花魁草』は、ホロリとさせられる恋物語で、若い恋人(職業・役者)のために身を引く芸者あがりの年増女の切なさとか可愛らしさとかに魅せられっぱなしでした。
主目的の『櫓のお七』は、………まっとうな踊りを観たかったので、期待はずれでした…。
浄瑠璃人形仕立ての舞を観たかったわけではないのですよ。フツーに舞うのを観たかったんだけどねぇ…。そんな訳で、踊りの出来如何よりも根本的なところで残念だったので、それ以上の評価もないと言うか…。(浄瑠璃人形の方がもっとずっと色っぽく動けますよ…)

今年の夏は2度目の夏着物装着だったので、暑かったです…。浴衣は布1枚だもんなぁ。素材の違いじゃなくて物理的な装着枚数の差だよねー。