文楽『曽根崎心中』鑑賞

文楽に詳しい先生に連れて行ってもらいました。
2部と3部の間に舞台上で文楽人形の説明もしてもらいました。胴体が
からっぽだったのにびっくりしました。ずっと持ち上げてるんだから中に
何か入ってたら重いよねと言われてみれば確かにそのとーりなんですが。
頭と手と足しかないんだけど、結構ずしりと重かったです。からくりで
首をそらしたりうなずいたりさせるんだけど、仕掛けを持ちあぐねて
どうにも動きませんでした。そうこうするうちに左腕がぷるぷるしてくるし。
これを持ったまま(持ち上げたりもしつつ)30分以上かぁ…すごいなぁ。
あとねー、見てる時はなんでだろう?って分からなかったんだけど、鑑賞
してから理由が分かった、舞台の凹み。人形の大きさと人間の大きさが
あるわけで、人の身長差分だけ舞台が凹んでるんだよね。そこが新鮮だった。
で。肝心の舞台ですが。
ストーリー展開は長唄で知るので、やっぱりちょっと眠くなりました(笑)。
人形は3人使いで頭持ちの人だけ黒子じゃないんだねぇとか、そんなところに
気を取られつつ、でも見てるうちに使い手の存在は気にならなくなっていて、
フツーに歌舞伎の演目を見てるような気分になってました。お初ちゃんの
色気に玉様を見てましたよ私。人形なのに色っぽい…びっくりしたー。
楽しかったので、また観たいですね。…眠気と闘いつつだろうけど(笑)。