若人無用

箱だけ用意して中身の補充を考えない上役にキレる若人、闘うが相手は暖簾
に腕押し、言うだけこっちが体力を削られる。しかもトドメのように「業務状況は
課長からしか聞かないから」ときた。全体像を把握して指示を出してこその事務
局長という最上位の肩書きではないのか。そうかそうか若人如きの意見は聞か
ないか。だったら朝に1時間も拘束させられる業務連絡会に出席する必要なんて
ないではないか。各課の業務内容を把握してるのは課長、そりゃその通りだ。
だったら課長と局長とだけで連絡会をしてくれ。月に2回のこのお勤めのために
遅番シフトで通常タイムに出勤して来て遅番タイムに帰るサービス出勤なんて
やりたくてやってるわけじゃないんだからさ。月1万円の主任手当と精神衛生なら
間違いなく精神衛生と身軽な立場を選ぶよ私。世間体って理由で肩書き付けら
れただけだろうし。今の部署に戻ってきたら肩書きの必要って全然ないからさ。
…と、闘う若人を見ながら思った。職場で唯一肩書きのある女だから自分がどう
いう動きをしていいのか分かんないんだよね。同期主任ったって戦闘経験の差は
3年以上だからさ〜。まぁでもいつか、援護射撃ができるようにはなりたい、かな。
でなきゃ出席してる意味ないもんホントに。相手が聞くかはともかくとして、せっかく
言える場所にいるんだから言わなきゃ損だからね。いたい訳じゃないけど、だから
って格下げはしないんだから、だったら物事は前向きに考えるしかないっしょ。
若人無用で言うだけは楽でいいよなって靴に画鋲を仕込みたくなるような権力者
が相手だけどね。闘うと余計にストレス溜まるけどね(苦笑)。