『鉈切り丸』観劇

仕事帰りに『鉈切り丸』を観に行ってきました。
初シアターオーブ!
劇場に入って、納得。反響すっごくいい。音響特化のホールだわ。これは〜私が普段観る舞台の傾向では使わないわ〜〜(笑)
斜め前の席が空席だったからか、席間が思っているより広いのか、段差があんまりないな〜と感じた割にはストレスレスな座席環境でした。

肝心のお芝居の方は。
時代設定が頼朝の鎌倉幕府開府期なので、大河ドラマ義経』『平清盛』で学習した平安末期史を復習しつつ観る、でした。私の視力では、遠くを見る用眼鏡で見ても顔はあまりよく見えていないので役名で判断するしかなかったりする部分が多々あるのですが、名前で人間関係が判る!私の知識量すごい!(笑)と自画自賛しながら観てました。
とまぁそんなわけで、実に見やすい舞台ではあるのですが。
巴御前がな〜〜〜。
残念なコでした…ええ。
演技が下手…とか、うん、まぁ、そこまでは言わないけども、もうちょっとこう…なんとかならんのか。
この女は一体どうしたいんだ。という疑問?
臨月の腹を抱えて、自分の浮気を疑っている乱暴者の夫と対決とか有り得ないし。(ってところをつっこむのであれば脚本に難ありと言うべきか…)
鉈切り丸が嫌い・憎いなら憎いで、貫いた生きざまを見せてくれよ!と思うのですよ。
憎いのに情がわく、ならそれはそれでいいからそのように見せてくれよ!と。
他は全員すっごいハマっていて違和感なく演じていただけに、それがものすごーく目について残念でした。はい。