革命の林檎

仕事納めに乾杯するなら、集合は終業時間1時間前にしてください…。でないと
最終バスに乗れません。
…となるのが分かっていたので午前中はめいっぱい働きました。終わりました。
机の上は実に綺麗なものです。良い新年を迎えられそうです(笑)。

Jさんに付き合って、一度は捨てた『革命の林檎』を観劇。顕作ちゃん出てる
からね(笑・そしてあらすじを見て「私の好みじゃなさそう」とやめた)。
第二次世界大戦下の日本における画家の青年たちの物語。戦争が始まる前の
芸術好きの軍人を演じていた顕作ちゃんは「この人ってこんな静かな演技が
できるんだ…」と大変驚いた(笑)。戦争に煽られた典型的軍人像へと成長
した時に「やっとらしくなってきたな」って思った(笑)。
内容。近未来の戦争に屈するものか的ラストシーンは蛇足だった。単細胞な
画家志望の青年が生きて帰ってきたのもびみょ〜だし、たまたま原爆の難を
逃れたってのも運が良すぎだし、とにかく、一つの集団がばらばらになって
それぞれ戦禍の渦中にいて、生き残りすぎだっていう印象だけが残った。
偶然を重ねて生き残らせるよりも、淡々と死なせる方が話としてはうすら寒く
仕上がって静かな怒りみたいなものが伝わると思うんだがなぁ。残念。